ハローワークから紹介 横浜市の不動産会社で昨年2月、ハローワークに紹介された男が働き始めてすぐに、顧客の現金116万円がなくなっていたことが20日、わかった。男の履歴書は偽物で、事件後連絡がつかなくなったという。別の不動産会社でも同様の被害があったことが判明。ハローワークでは運転免許証などを使った本人確認は行っておらず、被害に遭った業者は「ハローワークの紹介だから信じきっていたのに」と憤っている。 同市戸塚区の不動産会社の経営者によると男は30歳代くらい。昨年2月、同市西区の「ハローワークプラザよこはま」からの紹介で採用した。勤務初日に本人確認できる書類の提出を求めると、男は「忘れたので次は持ってくる」と話したという。経営者は「公的機関の紹介だから」と、疑わなかった。 経営者はその日、男を連れて埼玉県越谷市で客を物件に案内。男が「体調が悪い」と言って、途中で帰宅した後に、車内に置いてあった