前回、ボーカルが浮かないでなじむむMIXとは何かの概念を見てもらいましたね。プレゼンテーション1 波形で見ると一目瞭然。 オケとボーカルの波形の大きさが揃っているのがわかります。 実は、図の上のボーカルはマイクで収録しただけで、全く何の加工していない素のボーカルでした。 図の下のボーカルは、上と同じボーカルをコンプレッサーで処理したものです。 コンプレッサー(=コンプ)は音の大きさ、つまり 「ダイナミックレンジ」 をコントロールする、録音やMIXに欠かせない機材です。 プラグインやアウトボード(プラグインではなく電子回路で構成された実際の機材のこと)で多くの種類、いろんな特徴、持ち味のコンプがありますが、基本的な機能は 「大きな音を押さえ込み、小さな音を持ち上げる」 ものです。 ちなみみなさんも御存知の通りコンプというのは非常に難易度の高い機材です。 なぜ難易度が高いのかというと、設定する