はてなの匿名日記はなぜ失速してしまったのか? 00年代末〜10年代半ばにかけて、増田こそがはてなを代表しうるコンテンツだと喧伝されていた。 曰く国会議員はみんな増田を参考にしている。 増田こそが想像力の最先端であり、はてなーは嗜好の最先端を走っている。 それは同時期に『保育園落ちた日本死ね』が国会質疑されることで実証されているかのように見えた。 しかし、現状を振り返ってみてどうだろうか。 『保育園』以降の増田で、世界に胸を張って輸出できるものがあるだろうか。 その後の増田は奇形化し、オタクの性的な欲望を充足させるためのものに自閉していった。 せいぜい『パンティー』や『漏らした報告』ぐらいで、オタクの内輪受け以上のものになっていない。 なぜかつての増田はあんなに高度なものが作れていたのだろうか。 そしてなぜ失速してしまったのだろうか。 増田は、あんなにも輝いていたのに貧乏くさいオタク内の内輪