神奈川県鎌倉市は、毎年100万人前後が訪れる市内3つの海水浴場の維持管理などにかかる費用を確保しようと、海水浴場に名前をつける権利「命名権」を売却することを決め、売却先を募っています。 鎌倉市が命名権を売却することにしたのは、由比ガ浜と材木座、それに腰越の3つの海水浴場です。 去年の夏、合わせておよそ114万人が訪れたという湘南を代表するこれらの海水浴場に、鎌倉市は毎年、維持管理や運営の費用として4000万円以上を使っているということで、負担を減らすため、命名権の売却を決めました。 鎌倉市によりますと、契約の期間は原則3年以上、金額は年間100万円以上を売却の条件にしています。 海水浴場の命名権を売却するのは全国でも例がないということで、鎌倉市は今月26日までに契約の条件や希望する名前の親しみやすさなどから売却先を決め、夏の海水浴シーズンに備えたいとしています。