ロータスF1チームのCIO、グラエム・ハックランド氏は、16年間にわたりこのレーシングチームのために働いてきた。その間、トラックの中でも外でも、ITの活用方法が大きく変わっていくのを目の当たりにしてきた。 ネットワークエンジニアとしてキャリアを始めたハックランド氏は、仏Renaultがチームを引き継いだ時点では、ITインフラストラクチャマネジャーになっていた。 チームの本拠地は英国オックスフォードシャーにあり、現在ハックランド氏は、そこでほとんどの時間を過ごしている。 設計、製造、風洞システム、車の空気力学を最適化するための数値流体力学(CFD)シミュレーションを実行するスーパーコンピュータなど、チームに必要なITを支えるアプリケーションとインフラストラクチャを整備するのが、ハックランド氏の仕事だ。同氏はセキュリティも担当し、上級管理職チームの一員でもある。 ハックランド氏は昔を振り返って