仕事も友達もKaggleで得た―。敏腕データサイエンティストが熱中する、分析で「競う」世界2021/05/10 世界中のデータサイエンティストら15万人以上が参加する「Kaggle(カグル)」。企業や公的機関によるデータ分析のコンペティション(コンペ)が常時開かれ、多くの参加者が腕を競う。彼らの最高峰に立つのが、世界で約200人、日本人では数えるほどとされる「Kaggle Grandmaster」。米国GPU(画像処理半導体)大手のNVIDIA(エヌビディア)で働く小野寺和樹さんは、その称号を持つ一人だ。プログラミング、数学、分析対象となる分野の知識など、幅広い力が求められるコンペで勝ち続ける彼は、現在「Kaggleに参加すること」が仕事なのだという。世界最高峰のデータサイエンティストはどんな思考をするのか、そして、時に寝る間も惜しんで熱中するというKaggleの魅力とは何か。小野寺さんに