全体として何に関する本か ストレージとデータ処理技術に関する基礎概念について、原理と実践の両方の観点を通して、読者がdata-intensive applicationsを構築するための技術選択の意思決定を助ける本である。 この分野は、NoSQL、ビッグデータ、スケーラビリティ、ACID、CAP定理、結果整合性、シャーディング、MapReduceなどバズワードで溢れており、正しい知識を身につけることが難しいため、本にまとめたのではないかと考える。 この本では、タイトルに「データベース」や「分散システム」と書かず、「Data-Intensive Applications」 としている。これは、大量で複雑なデータを扱うアプリケーションというのは、万能のデータベースが1つあれば賄えるものではなく、複数のストレージやデータ処理技術を組み合わせて構築するという切り口であるためである。 どのような構成