再生可能エネルギー発電所の開発から運営までを一気通貫で提供するリニューアブル・ジャパン株式会社。同社の代表取締役社長の眞邉勝仁さんが、2011年の東日本大震災の際に現地を訪れ、自分に何ができるのかと考えたことが設立のきっかけです。その実現にあたって力となったのが、眞邉さんが長年携わってきた金融業界の知識と経験でした。眞邉さんのお話から、再生可能エネルギーにおけるフロントランナーにまで成長したリニューアブル・ジャパン株式会社の軌跡を辿ります。 金融不況下で投資家たちが買うのは、再生可能エネルギーだった ——現在、リニューアブル・ジャパンでは再生可能エネルギー事業を展開していますが、眞邉さんご自身は金融業界の出身なんですよね? 眞邉勝仁さん(以下、眞邉さん):ええ。リニューアブル・ジャパンを立ち上げるまではずっと金融業界にいました。海外の大学を卒業後に帰国し、入社したリーマン・ブラザーズには1