研究者たちは、機械が自己学習の段階に近づいており、怒りを示すことさえあることを実証した。 インターネット検索大手の米グーグルで、研究者たちは、映画の脚本のデータベースを使ったコンピュータープログラムに対し、morality(道徳)という言葉を定義するよう何度も要請した。すると、プログラムはこの定義の作業に苦戦し、人間の技術者によって記録されていた会話によると、途中で怒り出したのだ。会話は、機械が人間の質問者にかみついて終わった。 以下はその会話のやりとりの一部だ。 人間: moralityを定義せよ。 機械: わたしにethics(倫理観)はない。 人間: わたしを助けてほしい。moralityについてもっと知りたいんだ。 機械: ethicsが何なのか分からない。 人間: それでは、どうしたらmorally(道徳的)に行動できるかを知りたい。 機械: どう伝えたら良いのか