政府はいま、120年ぶりの民法の大改正を準備しています。そのなかで、借金をする際の個人保証(連帯保証)を制限することが検討されています。これはどういう意味なのでしょうか。 連帯保証というのは、お金を借りた人や会社にかわって借金を返す義務のことです。それが主に使われてきたのは、中小企業が銀行や貸金業者から融資を受ける場面です。不動産など担保になるものがない中小企業に融資をする際、銀行は回収を確実にするため、会社が返せなければかわりに払うという契約を、経営者やそれ以外の人(第三者保証人)と交わしてきました。 弊害が顕著なのは、経営者ではない第三者が個人保証した場合です。 「迷惑は掛けないから名前を貸して」などと頼まれて融資契約書の保証人欄にハンコを押すと、ある日突然、銀行から「融資残1億円と金利5000万円を一括で返せ」などと通知がきます。びっくりして融資を受けた会社に電話するとなぜかつながら
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