DTMの世界で、ギターをどこまでリアルに再現するかというのは、もっとも難しいテーマの一つだろう……、そんな風に長年思っていました。でも技術の進化というのはすごいもので、もはやホンモノとソフトウェア音源での打ち込みの違いが分からないどころか、ソフトウェア音源を使うことで、誰でも簡単にプロギタリストが弾いているような演奏を実現できるようになっているんですね。 アコースティックギター音源だけを見ても、Real GuitarやAmpleGuitarなど、複数のものが存在している中、現時点において究極のリアルさを実現していると言っていいのが、札幌のメーカー、Prominyが開発するHummingbird(ハミングバード)という音源です。その名前からも想像できる通り、これは1963年製のGibsonのビンテージギター、Hummingbirdをサンプリングした音源なのですが、その容量は約80GB、89,