あとで読むに関するdennoichiのブックマーク (1)

  • アイスを尊敬する - ピリオドのこっちがわ

    「おれはひどく冷たいやつだぜ」とアイスは言う。「だが、とても甘いぜ」 私はアイスをべることがとても好きで、子供の頃から一日に3回はキッチンの冷凍庫のドアを開け、アイスが入っていないか確認するのを趣味にしている。お母さんがたまに冷凍品の下にアイスを隠すことも知っているし、姉が私の分のアイスをべてしまった時にはすぐにわかる。冷凍庫にアイスが入っているのはとても嬉しいことである。それはまるで蕾が花になったかのような感動があり、また宝箱の中におたからが入っているのと同様に、物事が正しい場所に収まっているという充足感を与えてくれる。冷凍庫の中のアイスは生活必需品であり、同時に芸術品でもあるのだと勝手に拡大解釈して微笑んでいる。そういう大人になったことを全然ほこらしく思っている。そして冷凍庫の中にあるアイスは、それを覗き込んでいる私に語りかけるのである。 「おれは固く凍りついているぜ」とアイスは

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