タイの軽井沢の昆虫ホテル ホテルの中庭で撮影したクワガタ。背後にはカオヤイの森=2017年6月【時事通信社】 タイ・カオヤイ国立公園周辺は「タイの軽井沢」とも呼ばれ、大都会バンコクの人々にとっては超有名な避暑地である。ゴルフ場やおしゃれなショッピングセンター、ワイナリー、観光牧場などもあり、2015年7月には、何とシーニカル・ワールドなるテーマパークまでできてしまった。公園の北の玄関口であるパクチョンには、ピンからキリまで、さまざまなホテルがあり、バンコク駐在の日本人ビジネスマンら多くの避暑客はピンの方の豪華ホテルに泊まって、華麗なる高原ライフを楽しむのである。そんな軽井沢派の人々にとって、国立公園自体はオプショナルツアーでちょっと立ち寄るだけのアトラクションの一つであり、汗みどろのドロドロ、ヘドロのようになって一日中歩き回る場所ではない。(時事通信社 天野和利) 一方、昆虫記者が選ぶのは