ジェフ・フランコーアの名前が、ふたたびメディアを賑わしている。え、あのフランコーアが? とつぶやく人も少なくないはずだ。 2005年、「大型新人」フランコーアは『スポーツ・イラストレイテッド』の表紙を飾った。メジャーに昇格して24試合で、彼は打率=.419、出塁率=.425、長打率=.802の数字を残したからだ。さらに注目を集めたのは、その強肩だった。ブレーヴスのライトを守って、67試合で13補殺。'07年にはリーグ最多タイの19補殺を記録し、ゴールドグラヴに輝いている。 その強肩ぶりは、テレビやインターネットの動画でもしばしば紹介された。ダイレクトの返球は朝飯前で、本塁を狙う三塁走者や、三塁をうかがう二塁走者はつぎつぎと刺されていった。アナウンサーに「レイザービーム!」と絶叫させたのは、'01年のイチローだけではなかったのだ。 '06年、'07年と、フランコーアは連続100打点を記録した