東京大学は22日、入試だけでなく、入学後の授業も全て英語で行う「学部英語コース特別選考」を来年度から実施すると発表した。入学、卒業とも秋で、同大の学部で秋入学は初めて。 募集するのは、教養学部の国際日本研究と国際環境学の2コース。募集人数はいずれも若干名で、書類やエッセーによる書面審査をした上で、英語による面接での選考を予定している。地域によってはインターネットを通じた面接や、大学側が受験生の面接に出向くことも検討している。 出願資格の要件として、小学校6年間のうち最低5年間、中・高6年間のうち最低5年間は日本語以外の言語で教育を受けていることとし、同大の一般入試との併願はできない。 外国人留学生や帰国子女のほか、国内のインターナショナルスクール出身者も対象になるといい、同大は「日本人の応募を拒むものではない」と話している。 【関連記事】 東大、秋入学を検討=国際化意識、年内に