民主党の前原誠司政調会長は13日の記者会見で、国土交通省関東地方整備局が八ツ場ダム(群馬県長野原町)を建設する案が最も望ましいとする報告案を関係6都県との会合に提示したことに関し、「当時の(国土交通)大臣(の私)に事前に説明がないというのは極めて不愉快だ」と表明した。 また、「政権交代で大臣が代わって10日もたたない時期に(報告案を)出すとはどういうことか、タイミングについて若干疑問がある」と述べた。 前原氏は2009年、鳩山内閣で国交相に就任後、同ダムの建設中止を表明。その後、同整備局と関係自治体幹部らが事業継続の是非を検討していた。 【関連記事】 野田新政権の浮沈を握る「輿石幹事長」 中国鉄道事故より悪質な日本の事故隠蔽〜福島原発ダメージの深層〜 「本当の原発発電原価」を公表しない経産省・電力業界の「詐術」 【特集】野田佳彦内閣閣僚名簿 閣僚、議員はどんな人?=時事通