文部科学省は20日、12年度の大学医学部の入学定員について、今年度の8923人より増員することを認めると発表した。増員は5年連続で、過去最高だった今年度を上回ることになる。各大学から増員計画の申請を受け付け、12月に具体的な増員数を決定する。
文部科学省は20日、12年度の大学医学部の入学定員について、今年度の8923人より増員することを認めると発表した。増員は5年連続で、過去最高だった今年度を上回ることになる。各大学から増員計画の申請を受け付け、12月に具体的な増員数を決定する。
印刷 知能指数(IQ)は思春期のころにかなり変化し、対応して脳の構造も変化することがロンドン大学の研究でわかった。20日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に論文を発表した。 IQは一生であまり変化しないと考えられている。ところが論文によると、協力してくれた男女33人が12〜16歳のときに受けたIQテストの結果と4年後に受けた結果をチームが比較したら、4年間で20ポイントも上昇した人がいた一方、同じぐらい下がった人もいた。 磁気共鳴画像撮影装置(MRI)で脳の構造を見たところ、言語や算数、一般教養などを測る言語性IQが上がった人は、話をする時に活性化される左脳の一部の神経細胞の密度が高まっていた。また、ジグソーパズルを解いたりする能力を測る非言語性IQは、手を動かしたときに働く小脳の一部の神経細胞の密度が高まっていた。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます
10年度の幼児健康度調査で、10年前(00年度)より夜更かしの子どもが大幅に減った。背景に何があるのか。【下桐実雅子】 幼児健康度調査は全国の満1歳から7歳未満の未就学児が対象。日本小児保健協会が1980年度から10年ごとに実施し、今回で4回目だ。 10年前の調査(00年度)では就寝時刻が「夜10時以降」の子どもが全年齢平均で50%を占めたが、今回は29%に減少。2歳児では59%もいたのが35%に激減、20年前(41%)よりも減った。 起床時刻も早まる傾向がみられ、午前7時に起きる子どもの割合は変わらなかったが、午前6時に起きる割合が25%で、10年前(11%)より倍増した。 なぜ「早寝早起き化」が進んだのか。調査研究の代表者、衛藤隆・日本子ども家庭総合研究所副所長(小児科医)は「今回の調査では、経済状況を反映してか、母親の就労割合が増えている。出勤時刻が決まっていれば親も夜遅くま
カブトムシのさなぎは、腐葉土の中に作った卵形の空間「蛹室(ようしつ)」に他のカブトムシの幼虫が近づくと、背中側を蛹室の壁に打ち付けて振動させ、接近を防ぐことが分かった。東京大と森林総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームが飼育実験で発見し、20日までに国際的な行動生態学の専門誌に発表した。 【関連記事】 【フォトギャラリー】カブトムシ 【特集】カブトムシ「ぐんま昆虫の森」 【特集】アオザイ娘の誘惑と蝶の舞い 【フォトギャラリー】アオザイ娘の誘惑と蝶の舞い 【自由過ぎ?研究】セミ捕獲難易度
相模原市南区の北里大学に70歳の新米研究生がいる。岩嵜哲巳さん=東京都小平市。3年間の研究成果をまとめた論文を11月、学会で発表する。 岩嵜さんは大手乳製品メーカーを2003年に退社。職場は品質管理部門が長かったこともあり「会社の同僚たちの役に立つような検査の研究がしたい」と同大学のAO入試を受けた。 医療衛生学部に見事合格。4年間学んだが意欲は衰えず、医療検査学科の研究生として大学に残ることになった。 鹿児島出身。高卒で上京すると「当時は安保闘争の真っ最中。激動の時代のなか、会社に育てられたという思いがある」。定年を前に「家でブラブラしているだけでは、社会的な邪魔者になってしまうのではないか」という意識が芽生えたという。 「企業では積み上げられたノウハウを踏襲するだけ。答えの見えない学術研究は視野を広げてくれた」と岩嵜さん。一方で会社員時代に培った、限られた人材と予算で工夫する習
【2011年10月18日 IKAROS(イカロス)専門チャンネル(1)/(2)】 世界初の太陽帆船「イカロス」は、半年に及ぶ定常運用を昨年12月に終え、現在は後期運用が行われている。推進剤も少なくなり、残された時間で最大限の成果を得るため、10月18日に逆スピン運用実験が行われ、見事に成功した。結果の詳細や今後の運用については解析結果が待たれるが、太陽帆船を運用する上で必要な情報が得られたと期待される。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は昨日17日、小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」(IKAROS)の逆スピン運用を実施することを発表、今日18日に実験に成功したと発表した。 「イカロス」は2010年5月21日、太陽光圧を薄膜に受けて宇宙を航行する「ソーラーセイル技術」の立証・実験を行う宇宙機として、金星探査機「あかつき」とともに種子島宇宙センターから打ち上げられた。 同年6月9日には宇
さいたま市緑区東浦和8の幼稚園児、辻窪凜音(りんね)ちゃん(6)が9月に実施された暗算検定で9段に合格した。暗算検定の最高位は10段。主催する全国珠算教育連盟(京都市)は「6歳での9段合格はおそらく全国最年少では」と驚いている。【林奈緒美】 同連盟主催の検定試験は4ケタ同士のかけ算や、8ケタと4ケタの割り算など全3種目各40問を制限時間の3分以内に解く。1問当たり5点で、9段は全種目で200点満点中170点以上が必要とされる難関だ。昨年度は、受験者3万1597人のうち9段合格は204人だった。 凜音ちゃんは5歳から同市浦和区の「そろばん教室USA」(高柳和之塾長)に通い始めた。その時点で円周率を500ケタまで暗記していたという。高柳塾長は「2〜3時間飽きずに練習している。間違えても泣かないし、集中力がすごい」と絶賛する。小さな体で、机にかじりつくように問題を解いているが、取材には、小さ
■金沢大や山形大などチーム、観測で 宇宙最大級の爆発現象「ガンマ線バースト」で、大量に放出されるガンマ線がつくり出される際に強い磁場が関与しているというメカニズムの一端を、金沢大や山形大などの研究チームが観測で突き止めた。鹿児島市で開かれた日本天文学会で発表した。 ガンマ線バーストは主に地球から100億光年以上離れた宇宙で発生し、ガンマ線で非常に明るく輝く現象。重い星の超新星爆発などが原因と考えられているがガンマ線発生のメカニズムはよく分かっていない。 チームは、宇宙航空研究開発機構が昨年5月に打ち上げた宇宙ヨット実証機「イカロス」に搭載した観測装置で、同8月に発生したガンマ線バーストを観測。ガンマ線の波長の振動が一方向にそろう「偏光」という現象を検出した。 偏光は、ガンマ線がつくられる際に、強い磁場が関与していることの証拠となる。観測では、偏光の方向が短時間で変化し、複数の磁場が
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