ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/joyce (2)

  • 戦没者を悼むポピーが意味するもの

    BBCニュースを見た日人の友達から質問されたことがある。テレビに映るイギリス人がみんな、小さな赤いバッジを着けているのはどうして? 11月だったから、僕はすぐにピンときた。イギリス人が英霊記念日の近辺で身に着ける「ポピー(ケシ)」のことを言っているのだ。退役軍人のために募金をすると、引き換えに造花のポピーをもらえる。これを着けていると、戦没者に感謝の意を表することになる。 このポピーはイギリス人にとってはあまりに当たり前だったから、日人の友達がそれに目をとめて、わざわざ質問してきたことに興味を引かれた。 僕達が生まれる前からずっと、11月11日の英霊記念日が近づくとイギリス人はポピーを胸に飾り、この日に最も近い日曜日には全国で慰霊式典が行われてきた。 ところが友達から指摘されたことで、僕はこのイベントがかなり肥大化していることに気付かされた。今ではテレビ出演者は全員必ず、とりわけ英霊記

    deto
    deto 2011/12/05
    英霊記念日がだんだんと「肥大化」している
  • イギリス「高インフレ」の戦犯は

    数週間前、携帯電話のプロバイダーからお知らせのメールが来た。通話料を1分21ペンス(約27円)から25ペンス(約32円)に引き上げるという。 今年の初めには、エセックスの外れからロンドンまでの列車運賃が22ポンド(約2800円)から23.50ポンド(約3000円)に値上がりすると聞いて震え上がったばかりだ。そして今月、ガスと電気料金の大幅値上げも発表された。 イギリスの消費者がインフレ時代のまっただ中で暮らしていることは誰が見ても明らかだ。なおかつ言っておきたいのは、他の先進国と比べても、ただでさえ物価がやたらと高いのに、その上さらに大幅にはね上がるケースが多いということ。 例えばエセックスからロンドンまでの乗車賃が6.8%上がったことにより、言うなればニューヨーク―プリンストン間(ほぼ同じ距離)より約40%も旅費が高くつくことになってしまった。 単純に言えば、この国の中央銀行であるイング

    deto
    deto 2011/08/08
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