Armadillo上で動作する、シリアル通信をおこなうLinuxアプリケーションをC言語で作成する場合を考えます。 1. Linux一般でのシリアルプログラミングについて Linuxでは、シリアルインターフェースは一般に/dev/ttyS*というデバイスファイルとして扱われます。(*は任意の文字列を表します。/dev/ttyS*という表記は、例えば/dev/ttyS0、/dev/ttyS10を意味します。) Linuxでシリアル通信をおこなうプログラムを書くには、概念的には以下のような手順になります。 #include <sys/types.h> #include <sys/stat.h> #include <sys/ioctl.h> #include <fcntl.h> #include <termios.h> #include <unistd.h> #define SERIAL_POR