『ゼルダの伝説 風のタクト』には、タイムアタックに挑むスピードランナーたちの挑戦を阻み続けてきた大きな壁が存在する。 それはラストダンジョンであるガノン城までの道を繋ぐ橋にある大きな結界だ。プレイヤーに「バリア」と呼ばれて親しまれているこの結界は、通常のストーリーを進めて消失させない限り、けっしてその先へ通ることができないように設計されている。 (画像は筆者作成のTwitchクリップより) 『ゼルダの伝説 風のタクト』のタイムアタックにおいては、多くのテクニックを駆使すればゲームを始めてから比較的早い段階でこのバリアがある場所まで来ることができる。そのため、このバリアを正規の方法以外で突破できるかどうかが、長年の課題とされてきた。そして、いつしかこのバリアを突破することを“バリアスキップ”と呼ぶようになった。 2012年にWii Uで発売されたリメイク版『ゼルダの伝説 風のタクト HD』で