先日の演習の時に同僚と雑談していて、気になったことをメモ。 最近は「デザイン思考」ブームも一段落しているが、いろんな分野でデザインを学びたい人はまだまだとても多い。そういった状況の中で教育者側が初心者向けのデザインの授業を持つ時に、デザイナ—たちが職業の中で確立して来た「知識」を教えることが中心になってしまいがちなところがある、ということについて。 デザイナーが教壇に立つ場合も教育の専門家ではないことが多いわけで、専門の知識を伝えることについて何か問題があるのかに気がついてない人も多い。 部外者からはセンスと思われているデザインも実はさまざまな形式知の固まりである。例えばグラフィックデザインの場合で言えば、色使いの基本や書体の文字詰め、画面の力学など、洗練された画面を構築するセオリー。それから、デザイナーたちが手がけたデザイン事例。こういったものはお手本として具体的な例が示されているので紹