カザフスタンのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられる、生物実験衛星「ビオンM(Bion-M)」を乗せたソユーズ(Soyuz)2.1Bロケット(2013年4月19日撮影)。(c)AFP 【5月20日 AFP】生命体が長期の宇宙旅行にどれだけ耐えられるかを調査するため、ロシアが1か月前に打ち上げた生物実験衛星「ビオンM(Bion-M)」が19日、地球に帰還した。ロシア科学アカデミー(Russian Academy of Sciences)の科学者らによると、乗せられていたネズミの大半が旅の途中で死んだという。 科学者らによると、衛星に乗せられていた動植物のうち、ハツカネズミ45匹の大半と、スナネズミ8匹、イモリ15匹が、機器の不具合やストレスが原因で死んだ。だが、このミッションにより、有人火星飛行に道を開くことが期待されるデータがもたらされたという。