私の記憶が確かなら、1990年台に入ってから長らく叫ばれていた映画離れという言葉が、ここ数年はあまり聞かなくなった気がします。 これは映画離れがすでに定着してしまっているのか、映画に人が戻ってきたのか、はたまた映画に対するメディアの執着さえもなくなってしまったのか……。 ちなみに映画館の入場者数は1958年がピークで11.27億人、対してボトムが2000年の1.35億人です。つまり、映画館の入場者数はピーク時の10分の1近くに落ちているわけです。 では、近年の映画館入場者数を「日本映画製作者連盟」のデータを元にしたガベージニュースのグラフで見てみましょう。 出典|60年余りの間の映画館数の変化をグラフ化してみる(2017年)(最新) - ガベージニュース 2010年の震災以降で一時的に凹んではいるものの、やや右肩上がりに推移し、2016年には1.8億人の大台を回復しています。 これは日本の