私が会社設立を志した理由 - ワークスタイル - nikkei BPnet
私が会社設立を志した理由 （諏訪 弘＝フリーライター） 予期せぬ多額の印税が入って浮かれていた中年ライターを悲劇が襲った。高額な国民健康保険料と住民税の請求を受けたのである。その額は両者を合わせてざっと100万円！ 愕然としたライターは、自衛と、お上に対する“復讐”のため会社設立を決意し、節税に励まんとする。果たして彼の思惑通りに事態は進展するのだろうか？ 無名ライターによる法人設立顛末記。 遅れて来た所得倍増計画 私はフリーのライター兼編集者、ときどきカメラマンである。大学を卒業して15年近く、時に組織に属したことはあったものの、基本的にはフリーランサーとして過ごしてきた。キャリアはそこそこ長いほうだと思うが、これといった専門分野はない。だから単独名義の著作もない。当然、名前も売れていない。 改めて書くほどのことでもないが、「無名のフリーランサー」は、そのまま「貧乏」を意味する
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私が会社設立を志した理由 （諏訪 弘＝フリーライター） 予期せぬ多額の印税が入って浮かれていた中年ライターを悲劇が襲った。高額な国民健康保険料と住民税の請求を受けたのである。その額は両者を合わせてざっと100万円！ 愕然としたライターは、自衛と、お上に対する“復讐”のため会社設立を決意し、節税に励まんとする。果たして彼の思惑通りに事態は進展するのだろうか？ 無名ライターによる法人設立顛末記。 遅れて来た所得倍増計画 私はフリーのライター兼編集者、ときどきカメラマンである。大学を卒業して15年近く、時に組織に属したことはあったものの、基本的にはフリーランサーとして過ごしてきた。キャリアはそこそこ長いほうだと思うが、これといった専門分野はない。だから単独名義の著作もない。当然、名前も売れていない。 改めて書くほどのことでもないが、「無名のフリーランサー」は、そのまま「貧乏」を意味する
「だれでも」「簡単に」「低コストで」会社がつくれる - ワークスタイル - nikkei BPnet
「だれでも」「簡単に」「低コストで」会社がつくれる （諏訪 弘＝フリーライター） 2006年の5月から施行になった新会社法。これにより法人設立のハードルが大きく下がり、新規設立件数も増大した。われらが無名ライター氏も「これなくして、会社を設立しようとは思わなかった」と語っている。ではその新会社法、“法人成り”を目指す個人事業者にとってはどれほど“有用”なのか？ 新会社法が私の背中を後押しした 私は先般、たばこを止めた。それまでは1日におよそ3箱を喫するヘビースモーカーであったのだが、「少しでも納税額を減らす」という目的で日々を生きる者としては、税金の塊であるたばこも止めるのが筋であろうと考えたからである。 ご存じのようにたばこは、価格の約6割が税金だ。そして私はかれこれ20年に及ぶ喫煙者である。1箱の平均価格を250円として計算すると、驚くべし、私は実に328万5000円もの税金
法人化による節税効果をシミュレーションする - ワークスタイル - nikkei BPnet
法人化による節税効果をシミュレーションする （諏訪 弘＝フリーライター） 法人化さえしておれば、約50万円もの節税になったことが判明した我らが無名ライター氏。彼はその額の大きさにおののいたのか、引きつった笑いを浮かべながら「私は金惜しさに節税するのではない。アンチテーゼとして節税するのだ」と力説する。 私は違法行為をするのではない 当連載の第1回がアップロードされた数日後、田舎の父から電話がかかってきた。父は言った。「お前、『これから脱税するぞ』と大っぴらに書く馬鹿があるか。しかも本名まで出しおって」。 違法行為は露見しないようにやれ、というアドバイスと理解すべきであろう。不肖の息子を案ずる親心をしみじみ感じた次第である。父は「俺にこれ以上恥をかかせるんじゃねえぞ」といって荒々しく電話を切った。こちらはどう理解したらいいのか、私には見当がつかない。親心は常に複雑である。 言うま
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