Rustは最近の言語だけあって、いろんな言語のベストプラクティスがうまく取り入れられている。特にツールまわりは最初から簡単に使える上に、柔軟性もあって使い勝手がよい。さらに、より現在的な開発のあり方をサポートするために一歩進んでいると感じるところもある。RustのビルドツールであるCargoとテスト・ドキュメンテーションについて、面白いと思った所を紹介する。 言語自体の話はこちらに書いた。 - Rustのプロジェクトを始める前に知っておきたかったこと - Rustのプロジェクトで型に困惑した話 Cargo 依存ライブラリの設定 Cargoの設定ファイル(Cargo.toml)では、依存するライブラリを下記のように指定する。ここで指定されるライブラリの単位をRustではCrateと呼ぶ。 [dependencies] lambda_runtime = "^0.2" futures = { v