2022年9月13日のブックマーク (2件)

  • 全ての血を捧ぐ

    後にまったりしていると息子が「今度友達と献血行ってくるわ」と話し出した。 何事も経験することはいいことだと伝えると、どうやら何か心配なことがあるようだった。 「友達が「全部の血を抜くやつと、透析するやつがあって、どっちがいい?」って聞いてきたんだけど……」と言い、麦茶を一口啜ると意を決したかのように「俺、全部抜く方にしようと思う」と並々ならぬ決意を表明してくれた。 「そうか。うん。そうか」と笑いを噛み殺しながら息子の決意を噛み締める父親役を演じると、息子は少し照れて恥ずかしそうな顔で「1時間くらいかかるらしいんだよね」と続けた。 1時間で身体中の血を全て抜く……この子のボランティア精神は文字通り命がけだと感心した。 思い返せば18年前、ほかの赤ん坊よりも大きく生まれてきた息子がここまで何事もなく育ち、このコロナ禍で血液が不足している今の状況下で命を賭して全ての血を差し出すとは、胸にグッ

    全ての血を捧ぐ
    diabah_blue
    diabah_blue 2022/09/13
    ほっこり。
  • 山上容疑者を凶行に駆り立てた一族の「壮絶歴史」

    ——甥っ子である山上徹也さんが安倍晋三元首相を銃撃する事件を起こして約2カ月が経ちました。伯父さんへの取材も殺到したと思います。 事件が起きた7月8日の昼、息子たちから電話がかかってきた。「徹也がえらいことやった」と言うんでテレビをつけたら、容疑者「山上徹也」と大きく報じられていた。すぐに徹也の母A子と妹のB子に連絡し、「急いで荷物をまとめてうちへ来い」と指示を出した。2人はそれから1カ月ほど、この家(伯父宅)で過ごした。 その間、私は何よりも事実関係を正しく解明してほしいという思いから、自分にできることはすべてやってきたつもりだ。 事件直後に検察と連絡を取り、検事がメディアに囲まれていた自宅に2度にわたって来た。検察には所持していた資料をすべて渡すとともに、A子の調書をその場で作成してもらった。資料は私が山上家に仕送りした際の振込用紙や、2007年に他界した家内が手帳に記していたメモ、私

    山上容疑者を凶行に駆り立てた一族の「壮絶歴史」
    diabah_blue
    diabah_blue 2022/09/13
    壮絶。