日本発「垂直統合型自前主義」は通用するか? ニトリ:海外進出企業に学ぶこれからの戦い方(1/2 ページ) 「お、ねだん以上。」で知られるニトリは、高品質な商品を低価格で提供するために原材料調達、および製造拠点を海外に求めてきた。一方、販売面では国内全国網を築き上げることに注力し、本格的な海外進出はこれからである。今期は、これまで学びの場として活用してきた米国に進出し、その先は中国への進出を計画している。ニトリは、日本で築いた力と地位をてこに、マーケットとしての海外展開に成功することができるであろうか? 失われた20年と呼ばれる時代にありながら26期連続増収増益を達成したニトリ。ニトリには、最初の30年は日本を豊かに、後半の30年は世界にチャレンジするという、社長自らが立てた「60年計画」がある。前半の30年では、売上高1000億円、店舗数100店を目標とし、それは1年遅れで2003年に達成