やっとのことで司法試験という難関試験に合格しても食っていけない… いつの間にか、弁護士業界がそんな風に紹介されているのが現状であるが、その一方では自己啓発ブームの一環で資格試験は根強い人気がある。 僕も今年は社会保険労務士でも受けようかなどと考えてみたりしているくらいだ。 (だったら、そろそろ準備に取り掛からないとまずいのだが、仕事が忙しくなりそうなのと、やっぱり英語に力を入れる方がいいんじゃないかという想いとの間でまた揺れている(笑)) 著者の反町さんは、資格試験予備校のLECの社長を務められている方。 そもそも、ご自身も弁護士・弁理士・税理士・会計士補・社会保険労務士の資格を持ち、独自に開発された実務法律体系(LEC体系)をもってして、一代でLECを現在の規模にまで大きくされた方。 そんな反町さんが、一人の経営者として、そして一人の「士」としての両方の立場から、現在の日本の状況を憂い、