無人ロボットの開発を手掛ける長野県のメーカーが、遠隔操作できる果樹用のスピードスプレヤー(SS)を開発した。SSは乗用が一般的で、同社によると、人が乗らず遠隔操作できるSSは業界初。遠隔操作と位置情報を利用した自動走行が可能で、作業者の労力軽減や安全性向上につながる。傾斜園地や醸造用ブドウの垣根栽培での活用が見込め、スマート農業の推進に貢献していく。 開発したのは、イーエムアイ・ラボ(長野県富士見町)。全長120センチ、幅105センチと小型で、軽トラックで運搬できる。基本のタンク容量は150リットルだが、50~200リットルから選べ、傾斜40度まで対応できる。バッテリーで走行。走行部の中央にタンクを載せ、後部にモーターファンとノズルを付けた。 遠隔操作は、コントローラーで前後左右の走行や、散布の開始・停止ができる。車体前方にカメラを取り付ければ、作業小屋などの室内で映像を見ながら操作できる
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