JA全農が、米の物流改善を広げている。取り組み2年目となる2021年産では、全国統一規格のフレキシブルコンテナバッグ(統一フレコン)を前年産の50倍近い12万枚以上、配布する計画だ。紙袋流通では、産地の農業倉庫から取引先までパレットに載せた輸送を広げる。 トラックドライバー不足が課題となる中、米は輸送時の手作業による荷役(手荷役)の負担が大きく、産地のコスト上昇要因にもなる。そこで全農は米穀部や耕種資材部、子会社の全農物流などグループを挙げ、20年度から米の物流改善に着手。手荷役をなくした効率的な仕組みで輸送力を確保し、米の安定供給を図る。 進展が目立つのは統一フレコン。初年の20年産の配布は2500枚だったが、21年産は12万2800枚に急拡大し、30府県以上が導入する計画だ。全農が新規調達するフレコンの半分を占めるようになり、「飛躍的に伸びた」(米穀部)。 統一フレコンは容量1080キ
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