棚倉町の修明高の生徒は28日までに同校で、農業経営を学ぶカードゲーム「農トレ」を使う授業を受けた。生産流通科の3年生31人が、班ごとに分かれてゲームに臨んだ。 カードゲームは、総合コンサルティング業の「アクセンチュア」と福島、宮城両県の農業高の教諭らによって開発された。同社と業務提携を行っている「Bridge for Fukushima」(福島市)の職員らが講師を務め、経営理論について講義した。 カードは、「作物カード」や「農業資材カード」など47種類528枚あり、カードを引くと発生するイベントをこなしながら、ゲームスタート時にある資金5千万円を元手に作物を栽培して販売。手元に多くお金が残ったチームが勝利となる。 生徒たちはゲームを通じて、農業経営に必要な知識を学び、楽しみながら理解を深めた。