10代の後半の夜間部学生時代からから約43年間、御茶ノ水、水道橋、飯田橋周辺を生活圏に。付近の映画館にはとうに閉館した「後楽園シネマ」(洋画系名画座)、「飯田橋佳作座」(邦洋名画座)、「神楽坂牛込文化」(日活ロマンポルノ)は無論、今も営業中の「飯田橋ギンエイホール」も含め飽きずに通い続けた。唯一の例外がココ。ギンレイと同じ銀鈴会館地下にあるのに、1度も足を踏み入れず。特別な理由があった訳では無い。近所だし「いつでも行ける」と考えてるうちに、あっという間に半世紀近くが経過。本連載を担当していなければ、死ぬまで入館しないで終わった可能性も高い(入館体験前には特に残念な気分じゃなかったが…)。 地下の劇場の入口はご覧の通り。筆者のような純情小心者は、前にたたずむだけで犯罪に加担した心地が(エロ本屋に言われたかねえか)。連休の谷間の5月8日、まずは周囲を念入りにキョロキョロ。女性や警官(?)が居な