佐藤哲朗(nāgita) @naagita 中外日報8月3日リレーコラム時感断想67回『不殺生戒の意味「自性霊妙」強く自覚を』臨済宗妙心寺派管長・河野太通を読んで考えた。曰く、「達磨大師の一心戒文は「自性霊妙」からはじまる。その第一に「自性霊妙、常住の法に於いて断滅の見を生ぜざるを名付けて不殺生戒と為す」とある。(続く) 佐藤哲朗(nāgita) @naagita (河野太通 承前)十重禁戒はわれわれの心の本質が元来霊妙であることを前提としている。常住不変の真実の法において、それを曇らせるという誤りを犯さない。これが不殺生戒である。単に「殺してはいけない」というのは社会の倫理道徳だ。一方、仏教の立場では常住の法においては「殺せない」(続く) 佐藤哲朗(nāgita) @naagita (河野太通 承前)のである。人々本具の自性霊妙なる仏性は人為的には殺せない。「断滅の見を生ぜず」を強く自覚