2024.01 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 » 2024.03 〈SFマガジン〉2009年8月号を見たら、書評欄で林哲矢氏が拙編のアーサー・C・クラーク傑作選第1巻『太陽系最後の日』(ハヤカワ文庫SF、2009)をとりあげて、かなり高い評価を下してくれていた。 もちろん、そのこともうれしいが、それ以上にうれしかったのは、最大の収穫として、牧眞司氏の労作である年譜とならべて、「英国科学ロマンスの後継者としてクラークを再考する解説」を挙げてくれたこと。というのも、公の場で当方の主張にはじめて反応してくれた人があらわれたからだ。すくなくとも、「英国科学ロマンス」という用語を使った反応ははじめてだ。 この十数年、当方はことあるごとに「アメリカのサイエンス・フィクション