近年、Twitter、Facebook、Instagramなど企業のSNS活用が定着している。長く継続している人気アカウントは、どのようにファンを形成してきたのか。いわゆる「中の人」と呼ばれている、井村屋、伊藤久右衛門の担当者がその裏側を明かした。 *本記事は宣伝会議主催のイベント「インターネット・マーケティングフォーラム大阪」(7月6日開催)内の講演をレポートしたものです。 Twitterでモノは売れない 編集部:本日は企業でSNS運用を担当してきた「中の人」お二人に、舞台裏などのお話を聞いていきたいと思います。ちなみに会場ではお二人とも素顔を出していますが、ウェブ上や記事などではお顔写真や担当者名は伏せて活動されています。 井村屋:私は井村屋の商品営業企画部 販売促進・SNS・DMチームに所属しています。菓子舗「井村屋」が1896年に三重県松阪市で創業して今年で121年、企業として1