新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮する人が増える中、都内二十三区の生活保護申請の総件数が四、五月で、それぞれ前年より増えていることが本紙の調べで分かった。また、ケースワーカー(CW)一人当たりが受け持つ生活保護世帯は十九区で、国が目安とする八十世帯を超えており、支援現場の逼迫(ひっぱく)する状況が浮き彫りとなっている。 (中村真暁)
感染予防のため職員はユニホームに着替えてケアするようになった 集団感染が発生した北総育成園では、対策本部の活動が進み、使命の一つ「施設機能の維持」はめどがついた。ただ、「応援者の感染予防」は最後まで気が抜けなかった。 感染リスクが高い赤ゾーンで活動する支援職員は、医療用N95マスク、防護服などを着用。ウエストポーチに次亜塩素酸ナトリウム液を常備し、何かに触ったときはすぐ消毒した。防護服の着脱は、黄ゾーンで専門看護師が行った。入所者を赤ゾーンから出さないために、廊下をワゴンで仕切ったり、職員の少ない夜間は居室に鍵を掛けたりもした。 施設を〝病院化〟しての活動が続く中、4月下旬から休んでいた職員が徐々に戻ってきた。5月11日には昼食を自園調理できるようになり、14日には施設にいる入所者全員の陰性が確認され、対策本部は活動を終えた。感染した職員は全員が労災申請された。 そんな1カ月半に及ぶ活動の
ショックだった「暗黙の想定」の崩壊 ――新型コロナウイルスの流行を受けて意識が変わったそうですね。 今回は幸いにして、人類の大多数が死亡するような致死率が高いものではなかった。だが、もっと毒力の高いウイルスがいつ出てくるかわからないことに、われわれは真摯に向き合う必要がある。原子力発電所は、事故がありうることを想定せずに安全だと考えてきたが、福島の経験でひっくり返された。新型コロナもある程度ノーマークに近かった。科学者として暗に信じていたことが覆された。 ――どういうことですか。 これまで厚労省の感染症対策に関係してきたが、日本中の病院から患者があふれるようなウイルスは想定したことがなかった。厚労省は「これくらい病床が必要になるので用意してください」と都道府県に通知する立場だが、「対応しきれないくらいの感染者数が想定されますが、あなたの県では何をしても病床が足りないでしょう」と言うのは、地
先日私が普段使ってるデスクトップパソコンのマイクを変更したということを Facebook に書いたら、RTX Voiceはどうですか、ということを友達に聞かれました。 RTX Voiceとは初耳だったので何だか分からなかったのでググったところなんと予想の斜め上をいく素晴らしいソフトでした。 ascii.jp 要は、RTX系のグラボを持ってる人であればその GPU パワーを使って AI を使ってノイズをリアルタイムでキャンセリングしながらマイクに入力するためのソフトです。 なぜこのソフトの存在があまり広まっていないかと言うと、まだ4月に出たばかりのベータ版なのと RTX 系のグラボしか動かないので対象ユーザーが少なすぎてあまり話題になっていなかったようです。 幸い、5月に私はデスクトップのグラボを GTX 1060 から RTX 2060 Super に変えたばかりだったので丁度いいと思って
黄ゾーンで回診の準備をする看護師(北総育成園提供) 北総育成園に対策本部が設置されても、白樫久子副園長は不安でたまらなかった。陰性の職員15人で、入所者65人をケアできないからだ。「感染リスクがある中、船橋市から80キロも離れた育成園まで誰も来てくれない」。そんな不安を、さざんか会と船橋市の応援職員が払拭した=表参照。 さざんか会の宮代隆治理事長は、船橋市内の同法人22事業所に職員派遣を要請。約200人の職員に挙手方式で協力を求めた。「職務命令は難しかった。8人から手が挙がったときは本当にうれしかった」と話す。 職員は4人ずつ2班に分け、1班2週間の予定で派遣。宿泊は育成園のゲストハウスを使い、危険手当の支給と派遣後はホテル等で2週間待機させることを約束した。危険手当は後日、1日1万5000円を8人に支給することを決めた。 船橋市は、松戸徹市長が支援表明したことで、全部局で協力することにな
黄ゾーンで防護服に着替える準備をする育成園の職員(北総育成園提供) 3月28日に国内最大規模の121人の新型コロナウイルス集団感染が発生した千葉県東庄町の障害者入所支援施設「北総育成園」。5月14日に入所者全員の陰性が確認されるまで、官民連携で設置された対策本部が、全国で初めて施設を〝病院化〟して支援を行った。「施設機能の維持」「応援者の感染防止」を柱にした1カ月半の支援を振り返る。 育成園は、社会福祉法人さざんか会(宮代隆治理事長)が船橋市から指定管理を任された施設。感染発生時は64人の職員が70人を支援していた。入所者は20~80代の知的障害者が多く、高齢で介護が必要な人もいた。 集団感染は、3月27日にPCR検査で陽性だった職員の感染経路が不明のため、香取保健所が入所者と職員全員の検査を実施したことで判明した。当時は検査受診に厳しい基準がある中で、香取保健所の英断だった。 入所者26
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