活動50周年を経た今なお、日本のみならず海外でも熱烈な支持を集め、改めてその音楽が注目されている細野晴臣。音楽ナタリーでは、彼が生み出してきた作品やリスナー遍歴を通じてそのキャリアを改めて掘り下げるべく、さまざまなジャンルについて探求する連載企画「細野ゼミ」を展開中だ。 ゼミ生として参加しているのは、氏を敬愛してやまない安部勇磨(never young beach)とハマ・オカモト(OKAMOTO'S)という同世代アーティスト2人。これまでさまざまなジャンルを取り上げてきた同連載だが、第8回では細野と高橋幸宏によるユニット・SKETCH SHOWのオリジナルアルバム全3作品のコンプリートパッケージがリリースされたことに合わせてエレクトロニカをピックアップする。前編では同ジャンルが生まれた背景とSKETCH SHOWをフィーチャーし、その音楽性を掘り下げる。 取材 / 加藤一陽 文 / 望月