農薬に関する法律、指導要綱、社会的役割などについて 日本の農薬の使用量は欧米に比べてどうなのでしょうか。日本の使用量は少ないのですか多いのですか。 気候条件や栽培する作物によって病害虫の発生傾向と必要な農薬量は異なります。 農薬使用量の大小だけで国ごとの農薬使用傾向を単純比較することはできません。 農薬の使用量には様々な要素が影響しています。例えば作物による違いが挙げられます。大豆やトウモロコシ、麦などは水稲やばれいしょよりも比較的病害虫雑草による被害の程度が小さく、反対に果樹類は被害が大きくなるため必要な農薬の量が増えることになります。作物の栽培比率は国によって異なりますので、根本的に使用する農薬の量にも違いが生じることになります。 また、病害虫雑草の発生傾向は気候の影響を大いに受けますので、同じ作物であっても国によって必要な農薬の量が大きく異なってきます。 2020年の統計を見てみまし