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ブックマーク / www.magazine9.jp (8)

  • 障害者の世界は、「豊か」だ。の巻-雨宮処凛がゆく!

    怒濤の都知事選が終わった。なんだかんだで鳥越俊太郎氏の応援には4回行った。どこに行ってもすごい熱気で、確かな手応えを感じた。 しかし、蓋を開けてみたら、あっという間に小池ゆりこ氏の当確。今、「選挙って、なんだ!?」という問いが、「人生って、なんだ!?」くらいの重さで私にまとわりついている。が、ここで腐っていてもしょうがない。まずはこれから小池都政を徹底的に注視していくしかない。 そんな都知事選の最中、あまりにも痛ましい事件が起きた。 相模原の施設で、19名が殺害された事件だ。 この事件について共同通信配信で記事を書いたところ、各地の新聞に掲載された途端にすごい反響があったので、少し、内容を紹介したい。 まず、私の従兄弟の女の子は知的障害を抱えていて、20代で亡くなった。従兄弟以上・姉妹未満みたいな感じで育った年下の彼女は、身体は健康だったものの、ある時、風邪の菌が脳に入ったとかで体調が急激

    障害者の世界は、「豊か」だ。の巻-雨宮処凛がゆく!
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    diet55 2016/08/04
  • 「生きていていい」という刻印 『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』を読んで。の巻‐雨宮処凛がゆく!

    「2014年に読んだの中で、一番オススメは?」 そう聞かれたら、迷わず「この!」と即答できるほどの一冊と出会ってしまった。 それは『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』(WAVE出版)。 著者は大和彩さん。このがデビュー作だ。プロフィールによると、「大学では美術、音楽、デザインを専攻。卒業後はメーカーなどに勤務するも、会社の倒産、契約終了、リストラなどで次々と職を失う。正社員、契約社員、派遣社員などあらゆる就業形態で働いた経験あり。現在は生活保護受給中。2013年6月より女性向けwebサイト「messy」で執筆活動を始める。保健所に入れられたを引き取って里親を探すシェルターでのボランティアも行う。好きなべ物は、熱いお茶」。 の帯には、こんな言葉が躍っている。 100社連続不採用、貯金ゼロ。ホームレスになるかもしれない・・・。でも私は、生きていたい! また

    「生きていていい」という刻印 『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』を読んで。の巻‐雨宮処凛がゆく!
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    diet55 2014/10/02
    「生きていていい」という刻印 『失職女子。私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』を読んで。の巻‐雨宮処凛がゆく! 「「2014年に読んだ本の中で、一番オススメは?」そう聞かれたら、迷わず「こ
  • 『母さんが死んだ』――27年前の餓死事件、そして更に広がる子どもの貧困。の巻‐雨宮処凛がゆく!

    4月。新しい年度の始まりであり、新学期の季節である。 晴れやかな気持ちで新年度を迎えた人も多いと思うが、この4月から「子どもの貧困」が更に深刻化するようなことが始まってしまった。 それは「就学援助」の縮小だ。 就学援助とは、経済的に苦しい家庭の子どもに学用品や給費を補助する制度。修学旅行費なども出る。現在、この制度を使っているのは公立小中学生の6人に1人、約155万人。自治体によっては、3人に1人がこの制度を使っているという地域もある。 就学援助を使っている子どもが多い地域というのは、それだけ「子どもの貧困」が深刻な地域ということだ。なぜなら、就学援助を受けるには「一定程度以下の年収」という所得制限がある。ある程度の収入がある人が受けようと思っても受けられるわけではないのだ。 それでは、その「基準」はどのようにして決められているかというと、「所得が生活保護基準の1.2倍未満」などの水準が

    『母さんが死んだ』――27年前の餓死事件、そして更に広がる子どもの貧困。の巻‐雨宮処凛がゆく!
    diet55
    diet55 2014/04/09
  • マガジン9条〜年末年始合併号特別対談「伊藤真(伊藤塾塾長)×小林節(慶応義塾大学教授)」〈その1〉〜

    071226up 年末年始合併号特別対談「〜憲法改正、私はこう考える[2007-2008]〜伊藤真(伊藤塾塾長)×小林節(慶応義塾大学教授)」 〈その1〉2007年の憲法論議をふりかえる 「マガ9」対談・年末年始特別企画ということで、読者待望のこのお二人に登場いただきました! 現在のところ、伊藤先生は9条護憲派、小林先生は9条改憲派のスタンスですが、立憲主義や民主主義、憲法そのものについての考え方は、ほぼ同じ。ということで、今回の対論では、主に9条に関するお二人のそれぞれの考えを聞きました。まずは、2007年を振り返ってひと言! のはずが、このテーマだけでも興味深い発言の数々となりました。かなりの長文ですが、冬休みの間、じっくりとお読みください。 伊藤真●いとう・まこと 伊藤塾塾長・法学館憲法研究所所長。1958年生まれ。81年東京大学在学中に司法試験合格。95年「伊藤真の司法試験塾」を開

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    diet55 2013/12/23
    ちなみに小林先生の左手は義手。「例えば高市早苗さんというのは…でも法的教養がないからためらわずに…これは、論評にも値し得ないぐらいぶっ飛んだ議論」 マガジン9条〜年末年始合併号特別対談「伊藤真(伊藤塾
  • 被曝労働〜事故後の福島第一原発で働くということ。の巻(その3)‐雨宮処凛がゆく!

    突然の「宿代・費の自己負担」に、10人ほどが辞めていった。 ごぼうさんは「最初の約束と違う」と主張したものの、2012年10月、突然「あと一ヶ月で解雇」と告げられる。 そこでごぼうさんは、前から知っていたというフリーター労組に相談。「解雇撤回」を求めて元請けと下請け会社に団体交渉を申し入れる。が、元請けは団交を拒否、下請け会社も誠実な対応をしないという状況が続いた。 そうこうしているうちに、11月末には宿を出なくてはいけなくなってしまう。 原発で働く前は東京に住んでいたごぼうさんだが、アパートは既に引き払っていた。 東京に戻ったごぼうさんは、仕方なく、ネットカフェを転々とする生活を余儀なくされる。季節は冬。原発での仕事は日給1万円だったものの、月給は手取りで16万円ほど。「危険手当」や「帰省交通費」なども一切支払われていなかったので、ネットカフェ代や生活費にもすぐに事欠くようになる。そこ

    被曝労働〜事故後の福島第一原発で働くということ。の巻(その3)‐雨宮処凛がゆく!
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    diet55 2013/10/17
    「原発での仕事は日給1万円だったものの、月給は手取りで16万円ほど。「危険手当」や「帰省交通費」なども一切支払われていなかった」 / 被曝労働〜事故後の福島第一原発で働くということ。の巻(その3)‐雨宮処
  • 質問主意書って面白い!! の巻‐雨宮処凛がゆく!‐マガジン9

    8月の国会で、山太郎議員が6つの質問主意書を提出した。 「柏崎刈羽原発再稼働に関する質問主意書」 「東京電力が第三者機関として用いる分析会社の正当性に関する質問主意書」 「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定及び日米並行協議に関する質問主意書」 「地域別最低賃金に関する質問主意書」 「生活保護制度に関する質問主意書」 「生活困窮者自立支援法に関する質問主意書」 質問主意書の数は、国会議員の中で山議員がダントツトップ。さっそく始動しまくっていて心強い限りなのだが、この6通のうち、3通の質問主意書作りに関わらせてもらった。 最低賃金と生活保護、生活困窮者自立支援法についての3つだ。 で、この質問主意書は8月6日に提出され、13日に内閣の答弁書が来たのだが、私的には大ヒットとなる答弁があり、「質問主意書って、なんか面白い!」「運動に使える!」と思ったので、そんなことを今回は書きたい。 ちな

    質問主意書って面白い!! の巻‐雨宮処凛がゆく!‐マガジン9
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    diet55 2013/08/28
    「「最賃上げろ」と要求する際に、「こういう合意があるんだから、2020年までには1000円にしなくゃいけないのだ!」と堂々と主張できるのである。」
  • 広がり続ける「病巣」の巻‐雨宮処凛|マガジン9

    生活保護の「改正」に反対するデモで。 この連載でずーっと触れてきた「生活保護改正案」だが、6月26日、参議院で安倍首相に対する不信任決議が成立し、「廃案」となった。 まずは問題だらけの「改正案」が廃案となったことに、ほっとしている。何度も触れてきた通り、改正案は水際作戦の合法化や扶養義務を強化するような方向が強く打ち出され、「最後のセーフティネット」に大穴が空いてしまうようなものだったからだ。 が、ほっとしてばかりもいられない。今後、さらにひどい形で改正案が出てくる可能性は非常に高いからだ。 しかし、今は廃案を喜びたいと思う。そして改正案が廃案となった背景には、しつこく院内集会やデモを繰り返して来た「運動の力」もあると、信じたい。というか、「これは私たちが廃案にしたのだ!」くらい思わないとやってられないってもんだ。ということで、とりあえずは一人、2匹とともに祝杯を上げようと思う。 また、

    広がり続ける「病巣」の巻‐雨宮処凛|マガジン9
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    diet55 2013/07/04
    すっごいわかる。「現場を見ていて、彼ら・彼女らは「なかなか助けを求めない」という傾向がある…助けを求める時は、本当にギリギリの状態になってから。」
  • 「バッシング」を利用する政治。の巻‐雨宮処凛|マガジン9

    野田改造内閣が発足し、大間原発の建設再開が報じられ、沖縄の人々の反対を押し切ってオスプレイが普天間飛行場に配備された。 そんな状況の中、埋もれてしまいそうなので、書いておきたいことがある。 それは、生活保護制度が大きく変えられようとしているということだ。 9月28日、厚生労働省が生活保護制度を見直すたたき台を示したのだ。厚労省は、「生活支援戦略」として来年の法案化を目指している。 ということで、その内容が大問題だ。 強調したいのは、「扶養困難な理由の説明義務づけ」。 やっぱり来たか・・・、という感じである。 今年5月、お笑い芸人の河準一氏の家族が生活保護を受給していたことが報道されたのをきっかけに生活保護バッシングの嵐が吹き荒れたわけだが、まさにあのバッシングを最大限利用するような形で、今回、たたき台に盛り込まれた。 ちなみにあのケースが不正受給にあたるかあたらないかが大きな議論となった

    「バッシング」を利用する政治。の巻‐雨宮処凛|マガジン9
    diet55
    diet55 2012/10/03
    「その内容が大問題だ。強調したいのは、「扶養困難な理由の説明義務づけ」。」 QT @karin_amamiya: マガジン9、更新されました。『「バッシング」を利用する政治』。ぜひ、多くの人に読んでほしいです。
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