1980年台には、BASICインタプリタをROMで搭載した「ホームコンピュータ」が多数作られた。ここにBASICが使われたのは、初期にコンパクトなBASICインタプリタ(当時はTiny BASICと呼ばれた)が開発され、ホームコンピュータ以前のワンボードマシンでもキーボードやVRAM(ビデオ出力回路)を備えれば、コンピュータのように利用できたことに端を発する。 BASICはコンパイルやリンクといった作業なしにプログラムを実行できた。しかし、実行速度が遅かった。グラフィックス表示が可能なハードウェアもあったが、ソフトウェアでラインを引けば、ドットの書き換えが見えていた。CPU性能もあるが、インタプリタのプログラムの実行処理が遅かったからだった。 機械語でプログラムを書けば、ゲームを作ることができる程度には速くなった。そこで、当時「機械語ルーチン」と呼ばれる手法が流行った。プログラムのうち、高