2000年代の「PRIDE」全盛期、猛者揃いのヘビー級で無敵を誇ったエメリヤーエンコ・ヒョードルは、誰もが認める「人類最強の男」だった。その姿を追い続けてきたカメラマンの長尾迪氏が、自身の写真とともにヒョードルの圧倒的な強さを振り返る。 「人類最強の男」「60億分の1」「氷の皇帝」……。 これらはすべて、エメリヤーエンコ・ヒョードルの通称である。日本最大の総合格闘技団体「PRIDE」。彼は常にその中心にいて、強さの象徴とされた。それまでのPRIDEヘビー級戦線は群雄割拠の様相を呈していたが、2002年にヒョードルが登場したことにより、一気に様変わり。彼は他者を寄せ付けないほど圧倒的で、絶対的な強さをもつ、完成された選手だった。それは2007年にPRIDEが終焉を迎えても変わらなかった。ヒョードルは2000年から約10年間無敗(高阪剛戦のアクシデントによるTKO負けを除く)を続け、まさに世界
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