息子が公立高校に合格し、この春から高校生になる。実は筆者の子どもの中で公立高校に進学するのは初めてのことで、私立校といろいろ事情が違うことに驚きがある。筆者自身は公立高校の出身なのだが、生徒としての視点と保護者としての視点は当然違ってくる。 地元の公立中学校では、もともとの計画から1年遅れた2021年から、全ての生徒にiPadが貸与された。1年目はまだ試験運用といった格好だったが、3年生では学習用の課題はほぼ全てiPad経由で提供されるようになり、紙のプリントが劇的に減った。もともとは紙の教材を写真で撮って配布する程度の事だが、プリントをなくす、宿題がなんだったか分からなくなるといったことがなくなっただけでも、一定の効果はあったとすべきかもしれない。 もちろん、そのままで良いわけではないとも思うので、今後どうなっていくか注目したいところだが、あいにく筆者の子どもは全て高校以上になるので、実
毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。 今月の対談は、株式会社LoiLo代表取締役 杉山浩二さんにお願いしている。現在GIGAスクール構想によって小中学校に1人1台端末が導入されたが、学校導入のiPadのほとんどにインストールされているのが、学習支援ツールの「ロイロノート・スクール」である。 パソコンやタブレットはツールであり、教育の本質ではないという議論はずいぶん昔からあるわけだが、そのツールも使いこなせてないのになに言ってんだという反論もある。結局、ツールは使っても使わなくても、結果が出ればいいんだろう、ということかもしれないが、これからはその結果がこれまでとは違うものが求められてくる。つまりこれまでとは違った意味の賢さが求められているのに、教育はそこに付いて行けてるのか。 ITの世界がどんどん変わっていくのに、学校教育の変わり方は非常に遅くて心配になって
毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。 前回からの対談は、株式会社LoiLo代表取締役 杉山浩二さんにお願いしている。現在GIGAスクール構想によって小中学校に1人1台端末が導入されたが、学校導入のiPadのほとんどにインストールされているのが、学習支援ツールの「ロイロノート・スクール」である。 毎日227万アクセスが発生する学校の巨大インフラとなっているわけだが、学校へのアプローチを始めたのはもう10年前だ。 先進事例として取り上げられる機会も多かった一方で、先進すぎて困った事例も…。ICT教育にも、それなりのダークサイドがある。 小寺:「ロイロノート・スクール」が学校で採用されるようになった理由というか、ここらへんが売りで採用されたんだろうなみたいなのって、どの辺なんですかね。 杉山:使いやすさが一番だと思いますけどね。 小寺:UIがわかりやすいと。 杉山
毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。 今回からの対談は、株式会社LoiLo代表取締役 杉山浩二さんにお願いしている。多くの人は、誰? という感じだろうが、「ロイロノート・スクール」の開発者といえば、おわかりになる方も多いだろう。 現在GIGAスクール構想によって小中学校に1人1台端末が導入された。選択肢としてはiPad、WIndows、ChromeBookのいずれかを選ぶことになっているが、iPadの導入台数はおよそ210万台で、シェア28.1%となっている。 このiPadのほとんどにインストールされているのが、学習支援ツールの「ロイロノート・スクール」である。 元々は動画編集ソフトの「ロイロスコープ」というアプリで、2008年に一度レビューしている。 その後、LoiLoからご連絡をいただき、マニュアル本を作りたいというご相談をいただいて打ち合わせなどもさせ
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