ビル&メリンダ・ゲイツ財団のマーク・スズマンCEOは、1月16日に発表した年次書簡の中で、同財団が世界中の公衆衛生の取り組みに多大な影響力を行使しているという批判に反論した。彼は、ゲイツ財団が世界のこの分野の支配的ポジションに就こうとしているのではなく、「適切な対処を行っている」だけだと述べた。 書簡の中でスズマンは、ゲイツ財団に向けられた複数の批判に言及し、2023年に同財団が過去最高額の83億ドル(約1060億円)を支出する計画だと発表した。 彼は、「選挙で選ばれたわけでもない億万長者が世界のアジェンダを決めている」という批判に反論し、ゲイツ財団の活動が、国際機関が決めた目標に沿ったもので、国連の「持続可能な開発目標」を指針としていると述べた。 スズマンはまた、同財団がすべての投資を公開し、「優先順位と戦略について完全な透明性を維持している」と述べている。 ゲイツ財団は、世界保健機関(