「返済額が家賃と同じくらいだから大丈夫」と思って住宅ローンを組む方が多いのですが、購入後の住居関連費はローン返済だけではありません。固定資産税や管理費・修繕積立金、団体信用生命保険料といったランニングコストを含めたものが住居関連費です。ローン返済額と家賃を同じくらいに設定してしまいますと、生活が予想外に苦しくなり、将来に備えた貯蓄ができない可能性があります。 住宅購入後は、頭金や諸経費、引っ越し費用や家具購入などで大幅に貯蓄を減らしてしまいます。不測の事態に備えて、少なくとも生活費の半年分、できれば1年分は使う予定のない貯蓄として持っておきたいものです。それ以外に子供の教育資金や自動車購入など、将来の支出に備えた貯蓄もしなくてはなりません。ローン返済をしながら、同時にこれらの貯蓄ができるような返済額にしておく必要があります。 ただし、返済額を抑えるために、変動金利や短期固定で目先の金利が低