「住宅に資産価値なんてあるのか」「本当は、単なる耐久消費財じゃないのか」――。 買って住んだ瞬間に、15〜20%も価値が落ち、20〜25年程度でその価値がゼロになってしまう日本の住宅。このようなものにわたしたち日本人は資産価値を求め、せっせと頭金をはたいて多額の住宅ローンを組み、おまけにローンには生命保険までかけて住宅購入に踏み切ってきた。こんな国は、先進国で日本だけだということに、多くの人が気づき始めている。 わたしが主宰する不動産投資家倶楽部「エクシード エックス」には、「価値がなくなる持ち家を買うなんてナンセンス。アパートを買って人に貸し、家賃収入を得るほうが賢い」と、自らは賃貸住宅に住みながらアパート経営・不動産投資をしている人も多い。彼らはサラリー収入のほかに投資不動産からの収益も得ながら、コツコツと確実に資産を増加させている。彼らにとって大切なのは、あくまでも安定的な資産を