先日のニュースでは北海道の人が「北国では文字通り死活問題」とインタビューに答えていた。暖房を灯油に頼る北国では、先の見えない価格上昇は不安この上ないだろう。しかし同じ北国で、しかも産油国でありながら日本の倍近い小売り価格を当然と受け止めて、寒い冬を快適に過ごしている国がある。ノルウェーだ。 ノルウェーは、ロシア、サウジアラビアに次ぐ世界第3位の原油輸出国だが、1次エネルギーに占める石油の割合はたったの9%だ(日本は52%)。家庭の主力エネルギーは電力だが、暖房で威力を発揮するのは排気浄化(クリーンバーン)機能のある薪ストーブ(注1)で、住宅設計では煙突設置が義務づけられている。 石油は国内では基本的に燃料ではなく製品原料として用いられ、大半は輸出される。輸出で得た利益は将来のために国民の年金基金として貯蓄運用されている。 華やかな北欧モダンのイメージの陰で ところで「北欧のモダンデザイン」
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