その名もズバリ『葬式は、要らない』(島田裕巳・幻冬舎刊)という新書が売れている。本書によれば、日本人は平均231万円の費用をかける、世界有数の「葬式大国」。 しかし社会の変化により、「直葬」と呼ばれる、火葬のみで葬式をしない究極のシンプルスタイルも、じわじわと増えている。私自身が取材した葬儀関係者によれば、「印象としては東京では全体の2割ぐらいでは?」ということだった。 「直」の字が、葬儀をせずに直接火葬場へ、という印象を強めている。 そんな時代に「葬式」とはどんな意味を持つのだろうか。そもそも葬式は本当に必要なのか。お金をかけることの意味はあるのだろうか。 日本の総人口が減少に転じ、「大量死時代」と言われる中での一般の人々の素朴かつ本質的な問いかけが、このベストセラーにつながっていると言えるだろう。 しかし「納得できる葬儀って何?」 「一番大切なことは、納得できる式をあげることだ。あるい
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