神戸大学の名誉教授、流通と言えばこの人といった感のある田村さんが セブン-イレブンに関してまとめた本。 成長を続けるセブン-イレブンを様々な角度から分析する本書は、 同時に研究の視点のお手本にもなる。 セブン-イレブンの足跡 ― 持続成長メカニズムを探る 作者: 田村正紀出版社/メーカー: 千倉書房発売日: 2014/05/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 初期のセブンの強さと新しさ セブン-イレブンの開店時間帯に閉店している店舗は、競争上から見ると無店舗と同じである。セブン-イレブンが朝七時から二三時の営業時間の場合、大型店や商店街との無競争時間帯はその営業時間の五四%を占めた。二四時間営業になると、それは六九%に拡大した。無競争時間帯は、キムとモボルニュ(二〇〇五)がいうブルー・オーシャンである。 P.89 営業時間帯の長さは、それがまだ一般的ではなかった当時新鮮だった