北海道南部の松前町の沖で見つかった北朝鮮から来たと見られる木造船の乗組員が、海上保安本部や警察の調べに対し、「一時停泊していた無人島の小屋から家電製品などを持ち出した」と話していることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、窃盗の疑いで捜査するとともにいきさつなどを調べています。 第1管区海上保安本部による立ち入り検査では、木造船の中から日本製のテレビなどが見つかったほか、無人島の小屋が荒らされ家電製品のほとんどが持ち去られていたこともわかりました。 これについて乗組員の一部は、海上保安本部や警察の調べに対し「島から家電製品や小型バイクを持ち出した。バイクなどはそのあと捨てた」と話していることが捜査関係者への取材でわかりました。 木造船が発見された際、乗組員らが家電製品を海に捨てている様子が確認されているということで、警察は窃盗の疑いで捜査するとともに、島から家電などを持ち出した目的や