三信ビル保存プロジェクトというネットを起点とした活動が展開されているが、上手く行けば現実の都市に大きな影響をあたえる可能性を秘めている。そう思えるので注目したい。 ことの発端は、東京、日比谷の近代建築の保存運動だ。三信ビルの解体建替計画が所有者から発表された。惜しい建物である。しかし、ただ反対を叫んでも所有者、事業者を押しとどめることができない。それは毎年のように良く知られた近代建築が壊されていく現状を見れば明らかだ。事業者は経済を問題にしている。古い建物では儲からないと判断するから新しくするのだ。ならば、事業として成り立つ計画を対案として示さなければならない。そう考えた。仕事として都市計画に携わる者が事業性をあれこれと検討すると、実現可能な計画が見えてきた。専門家を納得させる形になっていく。実際に、そんなことが起こっている。 建築事業には多額の費用がかかる。三信ビルの場合は、敷地が都心に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く